改良軽量面金 2016年11月24日更新  


自衛隊拳法及び日本拳法での拳頭負傷防止対策は既に出来ているが実施は充分出来ていない。
徳大式グローブの開発によりグローブの改善は進み実績はあるが根本的原因である過重量面金の軽量化が進んでいない。
昭和40年代初期から面金は改良されず逆に平成初頭に改悪されたまま現在に至る。
衝撃吸収は面金質量と防具面パット(クッション)の組み合わせで成り単純に重い面金が安全では無い。
防具面を装着した状態で重いと感じるのは頸椎負担が大きくなり、軽いと感じるのでは衝撃吸収効果が下がる。
一般男子は1.6以上〜2Kg未満が適当。



平成初期から鉄面打撃時の拳頭負傷が激増した原因について説明する。

1.昭和時代の7mm面金を8mm面金に改悪した事による重量増加が反力を約1.3倍に増大。
2.グローブ内部クッション仕様が鉄面打撃に不適当。
3.眼前部に縦筋が無く横筋1本のみを打撃する可能性は3箇所存在。

安全性向上改善策

1.防具面総重量を2Kg以下とする鉄面の採用。 (8mm面金不可、6〜7mm面金採用)
2.衝撃吸収面布団の採用。(低反発クッション材の活用、現状では徳大式防具面パットのみ)
3.鉄面打撃用のグローブの使用。 (現状では徳大式グローブのみ)
4.眼前中央部に縦筋追加、左右側頭部に横筋追加。


面金の問題点
面金正面には3カ所の一本の横筋だけを打撃する箇所が存在する
眼前の横筋間隔が最も広い
拳の1/2幅よりも横筋間隔が広い
  改良型面金
 眼前部に縦筋を設ける事で単独横筋のみを打撃する可能性が低下する
横筋間隔を凡そ均等に配置する
打撃時の反力を軽減する軽量面金に変更
縦筋は6mmφ
横筋は女子 6mmφ、男子  6〜7mmφ
面パットは衝撃吸収型を採用する
徳大式防具面パットと組み合わせると総重量は2Kg未満になる。
  横打ちで打撃された場合の衝撃吸収パットの保持面積拡大用の横筋を上部左右に追加する