防具面固定方法 | 2020年4月5日 | 人目 |
30数年間も防具面固定方法は間違った固定方法を採用している。 主に顎と眼前上の2点で強く締め付けている。 打撃された場合に顎部で打撃力を受ける可能性がある。 面紐で強く締め付けているので防具面を装着しただけで顎が痛くなる。 2点で締め付けているので今回紹介する3点締めに比べて顎部の締め付けは1.5倍になっている。 肝心な防具面中央部は締め付けて無く効果的な固定方法では無かった。 本来は防具面中央と上部で締め付けて顎部は面が抜け無いだけの軽い締め付けで良い。 打撃時には一瞬だけ歯を食い縛るが常時は口を閉じているだけで良い。 頭蓋骨で防具面を固定して顎を引き構える。 面紐で強く顎を締め付けず中央と上部で適度に面を固定する関係で多少であるが衝撃緩和効果も向上する。 一般的な拳法面あるいは自衛隊徒手格闘術試合用面でも長乳輪を採用すれば3点式面固定は使える。 但し面垂れ乳輪から顎部面筋に通した紐の内側(下)から紐を次の長乳輪に送るのが必要になる。 面垂れに紐通しがあれば特に問題は無いが。 顔の形状が四角或いは丸顔以外の特に細面の者は従来の2点固定方法では顎の負担が大きくなる。 面金と顔形状のフィットは非常に重要である。 確実にフィットした状態であれば防具面装着時間は動画の通り30〜40秒になる。 短時間で装着出来る事は防具面の脱着を頻繁に行えて練習が楽になる。 徳大式防具面固定方法説明資料ダウンロード 防具面装着動画 長乳輪は切断して余った面紐で輪造れば簡単に自作できる。 |
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面紐の必要長は1.5m程度で良い。 最新の徳大式防具面パットは面垂れに紐通しを追加している。 紐を引き絞った場合に紐の位置が安定する。 |
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顎締め付け用の紐通し位置は下ほど面が抜けにくくなる。 | |
自衛隊徒手格闘術試合用格闘術面等は顎への紐の下を潜らす事で面垂れ紐通しが無くても使える。 |